ワクチン接種の際の事故の記事
ワクチン接種において発生する事故について、非常にわかりやすい記事が記載されていた。ワクチン接種業務を行う身として、事故につながる可能性がある部分を非常によく分かっているな。と感じた。
どうしても、接種業務はルーチン化してしまい慣れてくる。そういう時が最も危険である。
接種を受ける方も、ワクチンを実施する側の医療従事者も「間違いを起こす人間である。」という認識の上でいてもらった方が、お互いに重大な事故を防ぐ可能性がある。
外来とかで、問診を受けている際に患者の方も緊張してしまい、患者本人とは全然違う人の名前を言っているにも関わらず、「はい」と答えてしまうといった事が割とある。
これは、本当に危険でこの究極系が手術の患者間違いである。
今は、手術等の際には必ずネームバンドを使用して確実に患者確認を行う。一方で、コロナワクチンではどうだろうか?
チェック体制としては、受付→医師の問診→看護師が実施する前に再度確認→事務が再度確認といった体制を敷いている事が多いのではないだろうか。
この体制で書類と本人を確認して本当に今ワクチンを実施していいかを確認する。
そして、これらの体制の網をくぐり抜けて誤接種が発生する。
ぜひとも接種される方も、緊張しているでしょうが問診の際などはしっかりと落ち着いて、医者や看護師、そして受付の方のお話を聞くようにし、疑問点があればどんどん聞いてもらった方がいい。
混んでいて聞きづらいなぁ。なんて思っていても是非聞いてほしい。後々更に面倒な事にならないように。