看護師大学生日記

日記です。何でもいいから書いてみます。

ワクチンバイトその2 

11月のワクチン接種バイトは抽選に外れた為、今月はワクチン接種バイトは行えない。

今の所、自分の地域では11月分までのワクチン接種しか応募の枠がない。

 

次にバイトの機会があるのは、3回目接種の年明け以降になりそうだ。ワクチン接種は個人的にいい経験になったし、今後も可能であれば携わりたい。何よりも、学生だと生活費がだいぶ楽になるから本当にありがたい。

 

しかし、ポストコロナにおいてはコロナワクチン接種はどの機関が担うことになるのだろうか?インフルエンザワクチンなどと同じようにクリニックと病院が担うことになるのかな。ワクチン接種で掘り起こした潜在看護師たちは、ワクチン接種がおわったら「はいさよならー」っといった具合で、また潜在看護師になってしまうのもどうかと思う。おそらく看護協会が何らかの対策を行うのであろう。(恐らく大した効果を挙げるほどの対策は出来ないだろうが)

 

日本においては、コロナワクチンの全国的な接種を実行できた要因の一つとして、潜在看護師達をうまく活用出来たことが挙げられるのではないか。70万人以上とされている潜在看護師をワクチン接種やホテル療養等の業務に従事させる事で、ワクチン接種を推し進めてきた。様々な理由で潜在看護師になる方が多いが、最も多い理由が妊娠・出産である。病院で働いていると、妊娠出産等を行うタイミングとして臨床経験3年目以降である場合が多い。(病院で働いていると、3年は臨床経験積んでからその様なライフイベントに進めよ~的な空気をひしひしと感じる)

 

つまり、潜在看護師の多くはある程度は臨床経験を積んでおり、ブランクはあれど基本的な患者への対応は一通り経験シている。ワクチン接種業務中に発生する可能性が最も多いの一つ事が、ワクチンを打ったあとに気分が悪くなってしまった、倒れた等の迷走神経反射に対する対応だ。これの対応とアナフィラキシーにおける対応が頭に入っていれば、ある程度は業務を遂行する上での壁は超えられる。(諸説あり)

 

 実際にワクチン接種業務に入る前には、ワクチン接種の方法や対応方法等の講習や動画を視聴してから臨む為、手技的な問題はある程度クリアできるし、手技は覚えてしまえば特に難しい訳ではない。(もちろん、手技により患者に発生する可能性のあるリスクをしっかりと頭に入れている前提。)

 

現状の医療システムで、もしも潜在看護師が非常に少ない状況で今回のコロナ禍になっていたとしたら、看護師の打ち手確保にかなり苦慮したであろうし、今回の様なスピードでワクチン接種を推し進められなかったのではないか。

病棟や施設で働いている看護師の人員配置は常にギリギリであり、コロナ接種業務にマンパワーを割かれると病棟の機能が破綻する。この状況で資格を持ち医療行為をできるのは潜在看護師だ!となる。

 

潜在看護師の中には夫の扶養に入っている方も多い。

よって今年のワクチン接種業務によって得た収入は特例として扶養の収入の算定には入れないことになっている。(この制度は非常にアリだと思う。扶養に入っている潜在看護師を掘り起こすのに大きな役割を果たしたのではないか?)

 

今回のコロナ禍で、医療業界の歪みが明るみに出た。問題は山積しているが、少しでも医療従事者の待遇の改善をしてほしいと切に願っている。

 

いろいろごちゃごちゃに書いたが、まあいいか。

 

厚生労働省 『看護職員の現状と推移』H26 

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000072895.pdf

(2021年11月3日閲覧)

www.mhlw.go.jp